4月の魔術師

本記事について

アメブロが使い辛かったのではてなブログに移転しました。過去記事は需要がありそうなのだけ暇な時にこっちに移しておきます。

この記事は5月26日の四日市杯終了後より6月23日の選考会後の公開を目途に少しずつ書き溜めていたものです。
従って需要は無いに等しいと思いますが、その分今期の魔術師の総括も兼ねて普段は書かないことも書いていこうと思います。

前記事の内容と被る部分もありますがよろしくお願いします。

新制限後の魔術師のあらすじ

虹彩の魔術師や覇王眷竜ダークヴルムといった魔術師を構成していた主要なペンデュラムモンスターに大きな規制が入りました。
特にアストログラフマジシャンで虹彩の魔術師をループし続け星霜のペンデュラムグラフと時空のペンデュラムグラフを獲得するというコンパクト且つ強力な動きができなくなり、魔術師は大きく途中の展開の変更を余儀なくされました。

しかしその一方で、新たな要素や新しいカードを取り入れたことによりできる動きも増えました。

今期の魔術師の立ち位置

閃刀姫以外で閃刀姫に一番勝ちやすいデッキというところでしょうか。
先手では今期の展開系デッキの中では比較的手札誘発*1に対して強く、後手においても今期のトップメタである閃刀姫のウィドウアンカーに耐性があり先手後手のバランスが非常に取れていた印象です。
また妨害の打ち所が魔術師についての知識を多少持ち合わせていないと難しかったと思います。

一方で今期の魔術師は安定感にやや難があり、虹彩の魔術師が制限になったことにより展開のハードルがやや上がり、なお且つ黒牙の魔術師や賤竜の魔術師のような1枚にしかならないようなペンデュラムモンスターを大量にデッキに搭載したため事故がかなり増加しました。
また事故軽減を期待できるカードのネタが尽きつつあり、スロットにもあまり余裕が無かったように思います。

構築の変遷について

星刻の魔術師

前期においては採用はやや懐疑的でしたが、閃刀姫などの明確な仮想敵を得、そして魔術師の構築の変化や展開ルートの開拓などにより今や無くてはならないカードになったと思います。

細かい使い方や小ネタなどは下記にて後述しますが感覚としては割るカードが必要無いエレクトラムです。

特に墓地に魔術師を無駄なく送れる点が今期の魔術師と非常にマッチしており、黒牙と合わせた多段攻めをかなりやりやすくしてくれています。

 

例の如く種族と属性が優秀なおかげで各種サポートを受けれるため後手においては虹彩の魔術師に直接アクセスしスケールの効果で虹彩を破壊しそのまま時空などのペンデュラムグラフをサーチできます。*2

これがエレクトラムの場合、場に他の闇魔法使いが居たりしないと時空へのアクセスが難しいです。

エクストラゾーンに出してしまうと退場が面倒な点も、見習い魔嬢という相方が解決してくれました。

見習い魔嬢

CYBERNETIC HORIZONにて登場した汎用リンク2モンスターです。
当初は浮幽さくらケアとして話題を集め採用され始めたカードでしたが、閃刀姫の台頭もあり、ウィドウアンカーをケアした後手のワンキルなどにおいて大きな役割を持つこととなりました。
注目すべきはやはり闇属性・魔法使いというこのデッキに合った属性と種族であり、各種サポートを受けられる他、その素材の緩さから星刻の魔術師、覇王眷竜クリアウィングの退場やイヴリースの処理などにも役立ちます。

また、閃刀姫相手に限らず後手のワンキルにおいてはエレクトラムよりも優先して出すことが多いです。500パンプを用いた原始的なワンキルは増殖するGでドローさせる枚数が少なく、且つモンスター数が減る誘発をもらわないため非常にローリスクです。

万が一ヴェーラーなどをもらいワンキルが失敗した場合でも覇王スターヴによるコピーで再チャレンジを試みれたり、サモンソーサレスへの繋げやすさから盤面の立て直しも容易です。


ハリファイバー1枚について

ハリファイバー1枚の欠点*3としてまず最初に思い浮かぶのが、TGワンダーマジシャンによる妨害を行いそのままターンが返ってきた場合、エクストラゾーンから退場することができないというところでしょうか。見習い魔嬢に変換できる覇王眷竜クリアウィングと違いTGワンダーマジシャンはリンク素材にできません。

これを避けるためのプレイとして、相手ターンの時空のペンデュラムグラフなどにより星霜のペンデュラムグラフを起動し時読みの魔術師或いは賤竜の魔術師をサーチしておくことが挙げられます。時読みの魔術師においては退場ではなく8シンクロモンスターによる押し込みがメインになります。既に時読みの魔術師を使用している場合、賤竜の魔術師によりエクストラから時読みを回収するかアドバンス召喚により直接TGワンダーマジシャンを退場させます。
星刻の魔術師が展開に絡んでいる場合、時読みの魔術師を予め墓地へ送っておくことでワンダーマジシャンと合わせて展開しやすくなります。

展開について

この札でここまでいける みたいなのは覚えていません。大体このぐらいまではいけるんじゃない?とは答えられますが、明確な盤面までは答えられません。
そもそも、魔術師はどれだけ適当でも最後はハリファイバーと時空で〆ればいいので”それっぽい盤面”だけなら非常に作りやすいデッキで、誘発をケアしたりリソースを持てる量が変わる途中経過の方が重要なデッキです。
特に、魔術師の展開パターンの特徴として途中にドローを挟むことで盤面が強くなる可能性が高いことや、誘発をケアできる選択肢が多いので最終形までを決め打ちして動くことは強みを消しているように感じます。
この項では、どのようなことを考えて展開していたかを可能な限り記しておきます。


まず最初に、魔術師の先攻展開において気を付けるべき点は大きく分けて2点あります。

1.位置の問題

魔術師がエクストラのモンスターを送り出せるゾーンは、一般的に採用されているリンクモンスターのリンクマーカーの都合上、左上か右上のエクストラゾーンの1つとその斜め下の3つの計4個とあまり多くありません。
したがってモンスターの出す位置や順番を間違えてしまうと、本来であれば出せていたはずのモンスターが出せなくなるなどということが多くあります。

それを踏まえ、凡ミスを減らす為に僕が決めていたルールは以下の3つです。

  • チューナーはエクストラゾーンの下に出す
    チューナーは妨害をもらった際にハリファイバーへ逃げる為になるべく盤面に維持している必要があります。調弦を真ん中や左右に置いてしまうと他のエクストラの邪魔になりやすいです
  • 2体目のエレクトラムを真ん中に出す
    モンスターゾーンを最大限に使うため深淵などの置き物は左端と右端に配置したいのでサモンソーサレスの素材になるエレクトラムは真ん中に置いておかないとスムーズにエクストラゾーンのお引越しができなくなります
  •  なるべくエクストラから出すモンスターの素材を2枚移動させて作らない
    これは説明し辛いのですが例えば左端とその隣のフィールドのモンスターを素材に右端にリンクモンスターを出す場合、モンスターゾーンが3つ必要になりますが予め出したいリンクモンスターの位置に素材を置いておけば必要なモンスターゾーンの空きは2つになります。特にモンスターが溢れるレベルで上振れたハンドではここを間違えると無駄に妨害が1個減る原因になってしまいます。

 一人回しについては、ドローを込みでやるべきです。展開が強くなるパターンが多く存在したり、逆に大きくプランが狂う場合あります。これは魔術師に限らずトロイメアを扱うデッキもそうでしょう。
弱くなる一例としてアストロの効果を起動せず慧眼から虹彩に切り替えた際にアストロを入場させようとするも虹彩エレクトラムで引いてしまった場合などが挙げられます。


また展開がややこしくなる大きな要因としてモンスターゾーンの埋まりがあるので、巨神鳥を使う際は事前に巨神鳥込みの初手で一人回しをしておくのが良いでしょう。

2.誘発のケアについて

基本的な方針として、初手の段階で最終的な盤面を簡単にイメージし受けが広い方へ進みながら誘発をもらったりエレクトラムのドロー次第で作る盤面を微修正していきます。


簡単に言えば魔術師の先攻展開は大きく分けてアドバンテージを稼ぐ過程(エレクトラム)と妨害を敷く最終形(ハリファイバー)の2つになっており、過程でローリスクな動きを繰り返しながらどういう風に誘発をもらったとしてもハリファイバー+αに逃げられるようにしておきます。
その際、特定の誘発でビタ止まりしてしまうような動きはなるべく回避します。動き出してしまえばまず止められないので、動き出しには特に気を使います。
非常に悪い例として*4、スケール・慧眼・アストロ(何故かしっかり揃っている)から意気揚々とアストロ入場(G無視)、慧眼を召喚しアストロとリンク(浮幽さくら無視)、エレクトラムの成功時効果を高らかに宣言(うさぎ、γ無視)、調弦を送り込み賤竜で回収しペンデュラムなど

全てを無視し最大リターンで動き続けているので盤面が強いのは当たり前です。勿論最大リターンを知ることは重要なのですがそれはむしろ微妙なハンドの時にこそ必要な知識だと思います。
後最悪なのが最初のスケールが上スケールであるにも関わらず上スケール+虹彩にしてしまってエレクトラムがさくら・ヴェーラー・無限抱影・γなどをもらってペンデュラムすらできなくなるパターンですがこれは最近はあんまり見ないかもしれません。
ただしハンドが弱ければ割り切りも必要です。この辺りのバランス感覚が難しいかもしれません。

ちなみに完全に余談ではありますが最初のエレクトラムの出す位置は右が良いと思います。
ただ前期から左でやってたのでルーティーン崩して変なミスしたくないという謎のこだわりでずっと左で出してました。

 

個別の誘発ケアについては後述します。この欄では知り合いの対戦や調整などを見ていて見落としがちであった部分などを思いつく限り箇条書きで記しておこうと思います。

  1. EMは全てオッドアイズシンクロンを用いてチューナーに変換できる(ついでにレベル1になるのでアストログラフとも8シンクロできるようになる)
  2. 覇王クリアの素材になれないためエレクトラムの素材にするのは闇属性以外のペンデュラムモンスターが優先(ただしナチュルビーストやオッドアイズシンクロンが絡む場合その限りではない)
  3. PSYフレーム・ドライバーはサイキック族
墓穴の指名者

ツイッターなどで「魔術師の墓穴が一番強い」と何回か書いたことがありますが、これについて書いておこうと思います。*5

上述した”ありえない展開”ではGの無視から始まり、様々な誘発を無視した一例ではありますが、墓穴を盾にアストログラフなどを強気に入場させペンデュラム前にエレクトラムを出すなどすればペンデュラムの頭数がかなり増えます。そしてそのエレクトラムが強いペンデュラムモンスターや強いチューナーにアクセスすれば、物量で多くの誘発を越えることに繋がります。

 

また前記事にも書いた魔術師の事故の要因の1つとして1枚にしかならないようなペンデュラムモンスターを多く引いた場合がありますが、これは単純にペンデュラムモンスターの数が足らないためどこに誘発をもらったとしてもきついことが多いです。

これは相棒のらぴゅた君の言葉を借りますが、うららすら越えられないようなハンドは事故と同義です。

しかし墓穴の指名者があれば弱いハンドに無理をさせられるようになるため、5枚目の強いペンデュラムモンスターとほぼ同義の役割を果たしてくれることになります。

展開の小ネタ

エレクトラムの破壊回数が足りないが星霜時空を狙う場合、サモンソーサレスの成功時の①の効果が有効です。
これにより相手の盤面に虹彩の魔術師を送り付け、紫毒の魔術師を破壊し紫毒の魔術師の効果で虹彩の魔術師を破壊し虹彩の魔術師の効果を発動します。
通常星霜時空を構えるにあたって虹彩→魔術師スケール→虹彩の手順を踏みますが、上スケールがラスターPであったり、エレクトラムからドクロを経由し虹彩にアクセスするパターンなどがあるかと思います。そんなときに賤竜の相方が紫毒であれば行える実践的な小ネタです。スターヴを使って4回目の破壊を試みるのはリソースをかなり使うので効率が悪いです。

  • 星刻の魔術師

一見時空や羽根帚などの全体除去に対してのみにしか使われないと思われがちな破壊耐性効果ですが、慧眼の魔術師をトリガーに墓地肥やし効果を使うことで展開を強くしたり後続確保の補助をしたりします*6
これがどういうところに役立つかというと、例えばクロノ賤竜からノリトへ向かうパターンでは手札消費が一つのデメリットとなりますが、星刻の魔術師で欲しい魔術師Pモンスター或いはオッドアイズシンクロンなどを落としておけば後続が回収できます。
その他には素引きなどでペンデュラムグラフカードをサーチしきりこれ以上虹彩の魔術師を破壊する必要が無い場合、基本的に何を割っても旨味はありませんが星刻を絡め墓地に魔術師Pモンスターを送り込むことで黒牙の魔術師を破壊し確保できるアドバンテージの量が多くなります。
その際オッドアイズシンクロンを蘇生すれば賤竜と合わせ8シンクロを行えるためリソース効率が非常に良いですし、単純に墓地に置いておくことで次ターン以降に黒牙の魔術師のスケール効果による多段攻めの一因となります。
またその他にも前述した時読みの魔術師を送ればハリファイバー単体で好きなタイミングで覇王クリアを送り出すことができます。*7

サイドチェンジについて

  • まず入れ替えるもの
    手札誘発

 ペンデュラムモンスターを減らしすぎると事故の原因になってしまうため、基本的にメインギミックを大きく入れ替えるサイドチェンジは行いません。
また、星読みの魔術師や時読みの魔術師のような起点になるカードは抜きません。星読みの魔術師はデッキによっては抜くこともありますが、抜いて不便することの方が多いと思います。時読みの魔術師はツインツイスターのケアなど素引きしても活躍することが多々あります。

 各マッチングについて

魔術師

誘発が少ないデッキ同士のマッチングですので、先攻ゲーになりがちではありますが先攻側も油断はできず、甘い盤面を作ったり返しに紫毒の魔術師やアストログラフマジシャンが多く絡んだ場合余裕で返されます。
回し切るのも捲るのも引き次第ですが、細かい知識を多く要求されるため、その点で差がついてたように思います。

よって、

  • ある程度返されることを想定しながらリソースを多く持つ
  • 効力が安定しない妨害より確実にリソースを削れる妨害を優先する

この二点を特に意識しながら盤面を作ります。


さて、この確実にリソースを削れる妨害としてはΩが該当します。前期から変わらずΩが最優先です。
余裕があればダブルΩを狙うのも良いでしょう
スターヴによる抜きを確認し、黒牙の魔術師による裏目が無ければスタンバイに墓地に戻します。
ただしサイド後は6枚目のPSYフレームギア・γの裏目があるため、返す次の自分のターンにライフを削り切れる見込みがあれば自分のターンでΩを飛ばしきるのが無難です。
同様に、ハリファイバーなどを使用する際はγに注意しながら効果を発動します。これは他のデッキにおいても言えることですが。

またその他には星刻の魔術師をガンガン出して行き最強時空を意識します。これは相手の紫毒の魔術師を破壊せず墓地へ送り*8穏便に処理でき、破壊情報も残さないためアストログラフによる捲りを許さない非常に有効な除去になります。
守備力も1200とぴったり紫毒の魔術師のラインをキープしています。

覇王クリアは抑止力としては勿論有効なカードですが、ハリファイバーをつついてから展開しやすい魔術師においてはあまり有効打にならないことが多いです。

そこで便利だったりするのがフォーミュラシンクロンです。一番最悪なのが覇王クリアの上からワンキルされることなので、とりあえずバトルフェイズを通過させることでリソースを回収しつつ返しに備えます。

特にこの返しのリソースを手に持つという点が魔術師ミラーにおいては非常に重要で、魔術師の盤面荒らし能力は全デッキ中最も高く、またペンデュラムデッキミラーでは特に力を発揮するイグニスターPの存在から、ある程度盤面は返される想定で臨む必要があります。


後手に関しては紫毒やアストログラフを多く引けば引くほど捲りに繋がります。

紫毒の自爆特攻が一番ローリスクで盤面を荒らせるため、先手側はモンスターを可能な限り守備表示にしておく必要があります。これを徹底しないと多くの場合において危ない試合になりかねません。

紫毒特攻による狙いは大きく分けて2つ。1つはハリファイバーやノリトなどの前面の妨害を無力化、2つ目は場に存在する魔術師カードが1枚であればそれを破壊し時空の無力化を狙います。

ペンデュラムマジシャンが絡んでいないパターンで星霜時空を構えるには基本的にエレクトラムの3枚目が必要なのでこれが縦で残ってしまいますが、3回目の破壊で使用するモンスターを覇王スターヴで行えば場のモンスターの表示形式を守備表示で統一することができます。しかし、エレクトラムによる相手ターンの1ドローも非常に大きい為この辺りは好みが別れるところでしょう。

またアストログラフを扱うにあたって、足りないカードを集めるために相手の場の破壊情報にも注意しなければいけません。

これは先手側も然りで、一番最悪なのがアストログラフを不用意に場に残したばかりにこれを利用されアストロアストロというガチでやばいことが起きたパターンです。


閃刀姫

魔術師側は虹彩の魔術師が減り星霜のペンデュラムグラフへのアクセス率が下がった一方で、閃刀姫側はハヤテが登場しリソースの循環がかなり素早く且つ綺麗に行えるようになりました。
また閃刀姫側の構築やキルパターンが洗練され、一度マウントを取られるとヴァレルソードないしはトゥリスバエナでワンキルか詰みまで簡単に持っていかれます。
閃刀姫側にとっても魔術師は目の上のたんこぶであったと思いますが、魔術師側にとっても閃刀姫はノーマークで勝てるほど甘くはない相手という認識になりました。
閃刀姫登場時は負けそうでもサレンダーしてはいけない、なんてことが言われていましたが今では後手1ターン目でワンキルできなかった時点でサレンダーしたいぐらい持久戦は難しいです。


したがってサイドカードの選出も一撃でゲームを決めれるカードを中心に採用しています。

展開については、星霜を盾に魔法使い族+ハリファイバーで構え、完全に対象を取る魔法をシャットアウトします。
時空はジャミングウェーブをケアしスタンバイに開きます。
ケアするカードは幽鬼うさぎと諸説あると思いますが、墓地に魔法を溜めさせない点が大きいですし、基本的に展開に対して発動すると思うのであるとしても6枚目のトップ或いは被りの場合のみです。また幽鬼うさぎはどちらにせよ他の様々な場面で打たれてしまいますが、ジャミングウェーブは腐ったままになりやすいです。

ちなみに余談ではありますが僕はハヤテが出てからの初めてのCSでスタンバイに時空を開き忘れて相手の残り2枚の手札から凄い勢いでジャミングが飛んできて墓地に3枚魔法が溜まってしまいエンゲージからエンゲージを引かれて大変なことになりました。マジで閃刀姫許せない。ILさんときょろろ様ほんまにすんませんでした。

 

ブロック予選の対閃刀姫において意識していたプレイはサモンソーサレスによる調弦の魔術師送り付け+覇王スターヴによる貫通キルです。
ブロック予選の時期では速攻のかかしやバトルフェーダー、一時休戦などのET用のカードを積んだ閃刀姫が多く見られました。

イメージしている簡単な流れとしては星霜のペンデュラムグラフを盾にしながら星刻の魔術師からアストログラフマジシャンをサーチしリソースを広げる→慧眼の魔術師などをトリガーにアストログラフマジシャンを特殊召喚→星刻を混ぜ見習い魔嬢を経由しサモンソーサレス特殊召喚→成功時、もしくは起動効果で調弦を送り付ける
調弦の魔術師を送り付けた段階でウィドウアンカーをケアできるようになるのでスターヴで見習い魔嬢をコピーし更に黒牙で見習い魔嬢を蘇生、虹彩の魔術師をサモンソーサレスなどに付与できたりすると理想です。
スターヴに向かうと誘発をもらった段階であまり綺麗な盤面にならないので本来であれば魔法使いのみで盤面を固め殴り切るというのが理想ですが、余裕があったりETであったりなど要所では必要になってくるのでこのキルパターンは常に頭に入れておく必要がありました。

選考会では、東の結果を受け威嚇する咆哮や一時休戦などの採用が予想されたためスカーライトドラゴンとメンタルスフィアデーモンの採用も考えていました。
メンタルスフィアデーモンはライフ回復効果だけでなくウィドウアンカーに対しても耐性を持ち、効果範囲もサイキック族であるためエレクトラムを守ることができ、エレクトラム+メンタルスフィアデーモンは一見馬鹿馬鹿しい盤面ですが意外と堅くなったりします。
特に星霜のペンデュラムグラフを失った場面ではメンタルスフィアデーモンを盾にエレクトラムからリソースを伸ばしていく動きが有効です。

ABC

ABCはメインのサイコロに絶対負けたくない相手の一つです
ABCは登場から現在に渡って、大きく変化を続けていたデッキです。構築やルートの発展によりエクストラリンクがかなり容易になりました。
後手の捲りは本来であれば魔術師の強みの一つであり、前期のABCの代名詞であるグリフォンFWDバスターは大した問題ではありませんでしたが、今期のABCのエクストラリンクは現実的な範囲で返すことは不可能です。

また向こうに選択権があるサイド後では先攻後攻の選択がプレイヤーによって違ったりすることから、ラーの翼神竜などサイドプランがやや絞りにくいデッキです。
相手の先攻後攻の選択について知っていれば決め打ちしてサイドチェンジしますが、わからない場合は誘発を少し多めにサイドチェンジを行うのが無難かと思います。

先攻展開においてはとにかく深淵を意識します。またノリトも手数に大きく影響するため有効です。

オルターガイスト

サイド後の展開についてはエレクトラム・Ω・時空の3点を意識します。
極端な話この3枚さえ揃えば展開を切り上げてもいいぐらいで、これ以上の展開は過剰になりやすく、誘発や拮抗勝負による壊滅のリスクが増します。
メインからさくらが多く採用されているため、展開時はさくらを意識して入ります。

魔術師対策について


誘発の当て方、ケアの仕方

まず念頭に置くべきこととして、増殖するG以外の誘発は物量で踏み越えられる可能性があります。

なので基本は相手の妨害やリソースを削るのが中心で、ナチュルビーストなど厄介な置き物を出させないようにしたり、完全に止まるポイントを見極めたりと、魔術師に対する知識も多少必要になってきます。


また誘発全般を打つ際の共通点として、がめすぎるとエレクトラムのドロー効果により墓穴の指名者や灰流うらら、霞の谷の巨神鳥などを引く裏目が発生する場合があります。 

  • 増殖するG

メインのPSYフレームギアγの採用率が少なく、サイド後においても先攻時の投入があまり見られないので
ハンドにもよりますが大まかに手札に問題がなければスケールに即打ち、やや弱ければアストログラフや調弦などチェーンブロックに乗る特殊召喚に対して乗せにいきます。
また細かい判断要因としてはドクロなどのサーチからペンデュラムマジシャンが見えれば即打ち、調弦が見えればがめ、などと判断など
サイド後であれば、前述した霞の谷の巨神鳥が登場し増殖するGが腐る可能性があるのでペンデュラム後に増殖するGを狙うのはややリスキーです。

   

魔術師視点としては、特にケア方法はありません。

強いて言うならばGを必ずしもケアしようとするのではなくて、時には割り切って強気に入るかも判断する必要があります。

 

また単純にエレクトラムの打点や深淵などがきついデッキ相手では、Gをもらったとしても2~3ドローさせてでもエレクトラムにいったりエレクトラム深淵、場合によってはΩまで出します。

これはエレクトラムが回収するアドバンテージがGよりも多く、Gをもらったとしてもイーブンといった光天使環境時のような考えに近いです。またエレクトラムは次のペンデュラムの際のハンドをしっかり整えてくれるので、ターンさえ帰ってこれば次のターン以降の押し込みがやりやすくなります。

こういった強行手段が通用するデッキ相手の場合のみ、なるべくペンデュラム前にチェーンに乗る特殊召喚をしたくありません。

魔術師ミラーに関してのGはどうしようもないのでエンドして祈ります。

  

  • 灰流うらら

基本的にデュエリストアドベントやEMドクロバットジョーカーなど1:1を取れるところに投げていきます。
特にドクロはマストで止めます。
というのも、ドクロから産まれた虹彩にうららを打っても、調弦から産まれたエレクトラムにヴェーラーを打っても結果は同じでありむしろペンデュラムモンスター1枚分魔術師側が得しているので効率良くペンデュラムモンスターの頭数を減らせて相手に選択肢を与えないという点で妨害は必須です。

ペンデュラム召喚から入られて打ちどころが無い場合、フィールドにチューナーが無ければサモンソーサレスへの妨害を視野に入れます。
とはいってもこれは灰流うらら一枚しか持っていない場合の話であり、他の誘発との被り方次第で強く打てることもあります。しかし、やはりチューナーがペンデュラム召喚されている場合誘発としてのパワーはかなり落ちます。

たまに魔術師に対して灰流うららを抜くという人を見ましたが、その他の誘発が十分に用意できるのであれば一考の余地ありかと思います。
また時空のペンデュラムグラフを嫌って2回目の虹彩の魔術師に対して灰流うららを投げるのは魔術師視点から見ればかなりの悪手だと思います。
というのも、時空を先にサーチされると思惑が瓦解しやすく、またアドバンテージの観点で見れば大した痛手ではないからです。

 

魔術師視点では、1:1交換されるうららはどうしようもないのですが(うららの打ち所をそもそも構築として減らす、という方針も良いと思います)サモンソーサレスに対するうさぎは途中のアストロをクロノ+チューナーにするなどして調整します。

わりと数合わせ的な側面もある誘発だと思うので特に書くことはありません。

 

  • エフェクトヴェーラー、無限抱影

これは僕の個人的な考えですが、比較的かなり雑にエレクトラムに打ちます。

特に1回目に成功時効果を使用したエレクトラムは一番止められたくないと言っても過言ではありません。使用者に問題があったりデッキ圧縮でもない限り、必要なカードにアクセスしにいっているためです。またペンデュラム前にドロー効果を挟ませると調弦などの受けが広いためです。

ナチュルビーストが怖い場合ハリファイバーまでがめる必要があるのでその辺りはデッキや手札、環境と相談でしょうか。

 

さて魔術師視点の話ですが、ケアといっても打たれたものを踏んでくだけなので大して書けることはないのです。強いて言うなら前記事で触れたアストログラフへのアクセスが問題になります。

一応書いておくと、1体目のエレクトラムをうさぎケアで成功時の効果を破棄し送り出した後2体目のエレクトラムの成功時に効果を使いここにヴェーラーをもらうと、アストログラフへアクセスできなくなるので展開がとんでもなく弱くなります。

環境にヴェーラーと幽鬼うさぎが同程度存在するとクソ二択が発生するのですが閃刀姫がトップメタとなったことによりうさぎが環境全体で数を減らしたので成功時の効果使用はやり得気味になりました。*9

 

  • 幽鬼うさぎ

ケアはできるけど、なんだかんだで嫌な誘発です。

というのも、確実にモンスター数が減らされることとターンを返した後の6枚目としても機能することが多いからです。また巨神鳥やナチュルビーストといった置き物を無力化されるため妨害にブレが生じやすいです。

 

これは前期と変わらずアストロなどにアクセスできていれば破棄、賤竜が待機していれば 最悪調弦をエクストラに送り込み賤竜で拾ってリカバリできるため効果使用、といった感じです。もう少し詳しいのは前記事に記述していた気がします。

 

  • 浮幽さくら

前期は調弦から星読みを出すことでハリファイバーから出した3チューナーを出しΩを狙っていたのですが今期はオッドアイズシンクロンを採用したこともあり賤竜を出しても同様のケアが行えるようになりました。

ただ魔嬢が出たこともあり特に意識しなくても適当にいなせるようになったので現環境におけるさくらエレクトラムは、あくまで60ユニオンのついでであったりある程度盤面を作られることを覚悟しての採用だったのかな、と思います。

ただエレクトラムによる爆発的なアドバンテージの回収が期待できなくなるので、確実に相手のハンドの点数を落とせる誘発であったとも感じます。

 

  • PSYフレームロードγ

一番対策が難しい誘発です。
本来似たような役割である誘発達は

  • 幽鬼うさぎ→モンスター数を効率よく削れるがアストログラフにアクセスさせたり初動の効果破棄など、ケアされやすい
  • エフェクトヴェーラー・無限抱影→初動・ドロー効果などを効率良く止めれるがモンスターが残る

というメリットとデメリットが存在しますがγは両方の良い方の性質を合わせ持ちます。
強いて言うなら枠を取ることとドライバーの素引きはやはり問題ではありますが、先攻1ターン目においてはそれを差し引いて余りあるリターンがあるということを環境後期においてメインサイド合わせて多く採用が見られたことからもそれが受け取れます。
また墓穴の指名者というカードが存在する都合上噛み合いが発生し辛い誘発は非常に貴重ですね。
とにかく魔術師はこの誘発が嫌で、霞の谷の巨神鳥が魔術師のサイドに多く採用され続けた要因はこの誘発にあるでしょう。

 

そして、ケアというケアは特にありません。強欲で貪欲な壺のような物量での突破を試みるか、深淵や里のような搦め手を狙うのが無難です。


サーチできる対策としてはEMバブルドッグが悪くありません。
ペンデュラムマジシャンからスタートすればエレクトラムやサモンソーサレスに対するうさぎをケアしつつ、最終系まで通ればナチュルビーストやシューティングライザーに対する誘発をカバーできます。
しかし賤竜の魔術師と相性が悪い点やその弱そうな見た目が不採用の理由に繋がっているのかもしれません。

 

各大会で使用した構築

ブロック予選で使用した構築について

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ブロック予選ではシェアがある程度割れるため、事前の下調べなども含めて大多数の閃刀姫とその次に魔術師、その他にあたる分布が多数、と予想しました。
実際のシェアは概ね当たっていたものの、誤算があったとすればその他に当たる部分のデッキが1回戦の段階で多く閃刀姫に駆逐されたことです。勿論当時はよく知らないデッキより閃刀姫と当たりたかったので嬉しい誤算ではあったのですが、諸々含めて閃刀姫の強さを見誤っていたなと感じます。

構築としてはGWの連戦の結果などを踏まえながら大体の構築の雛形ができたため、特にメインはそれをずっと使用していました。サイドも色々試したものの結局同じような形に戻ってきました。

 

この時期は閃刀姫はET用のカードの採用枚数が1~3枚で、障壁と悪夢の両採用が多く見られました。これらのクソカードをまとめて消し飛ばせるという意味で拮抗勝負とレッドリブートを閃刀姫に対しても投入するつもりで採用しましたが、拮抗勝負でツインツイスターが残りレッドリブートが腐ったままスケールを順当に削られて1本落としました。拮抗はともかくリブートを閃刀姫相手に入れるのは今後やめようと思った瞬間でした。

選考会で使用した構築について

ブロック予選から大きく変更しています。

  • メイン
    in ローズウィップ 強欲で貪欲な壺
    out 幽鬼うさぎ
  • サイド
    in 魔法族の里3テラ・フォーミング
    out 電光雪花 霞の谷の巨神鳥 

構築全体の方針としては見てわかる通り閃刀姫に対してメインからかなり寄せています。

実際に閃刀姫ミラーを練習してみて、投了無しの選考会で1本目を10分ないしは15分程度で終わらせることは不可能と判断し、関東の選考会の結果もありET用のカードを大量に積んだ閃刀姫が量産されることは予想できたので以下のような予想を立て構築しました。

  • メイン

増→相乗り 

減→サイク系統
神系のカードは減ってもおかしくないと感じましたがかなり個人の趣向に左右されるように感じたのでなるべく無視はしないようにしました。

  • サイド

増→展開系に対する兼用メタの誘発 ET用のカード
減→悪夢や障壁などのピンメタ

 

  • ナチュル・ローズウィップ

素引きのウィドウアンカーやアフターバーナー等であっさり処理されてしまうもののこのカードの良さは展開の最低ラインを引き上げてくれるところにあります。
誘発をもらったり微妙なモンスター数で展開した場合によくあるハリファイバー+アストログラフ+チューナーの展開ではアストログラフをΩに変換したとしてもワンダーマジシャン+Ω、あるいはうさぎ+覇王クリアorΩにしかなりません。
これは勿論デッキによってはしっかり機能するものの、トップメタである閃刀姫に対してはあまり有効である盤面とは言えません。
しかしナチュルローズウィップを投入することで、ローズウィップ+相手ターン8シンクロという形になり上記の盤面とはパワーが大きく変わってくるわけです。

それに加え里や勅命などのメタに重ねるのも非常に相性が良く、タイフーンやサイクロンなどの何らかの除去をこれらのカードにもらったとしてもローズウィップが盤面に居座っているだけでかなり強固な保険となります。


またペンデュラムデッキ相手やユニオンなどに対しても一定の効力が見込めるため腐ったなという試合は剛鬼戦以外はありませんでした。

  • 強欲で貪欲な壺

大量にペンデュラムするためには手札が多く必要、というシンプルに魔術師にマッチしているカードです。
感覚的にはデュエリストアドベントの3枚目でしょうか。デュエリストアドベントの3枚目にあたる部分のカードがデッキを安定化させるために欲しいと考えていたので採用しました。
またペンデュラムモンスター以外でも墓穴の指名者や魔法族の里のような展開の保険に有効なカードを引き込みにいけるのもポイントです。
魔術師はとんだらまずそうなカードが結構あると思いますが前が作れればどうとでもなるので非常に良かったです。

また今回閃刀姫に対してメインを絶対取りたかったので後手においても物量による押し込みも狙いの一つでした。

 

サイド

今回大きく変えたのは閃刀姫に対してのサイド後のプランです。とにかく閃刀姫相手に遅延を許さず、速攻でゲームを決めれるパワーが高いカードを入れたいと思い採用しました。
関東ではかなり前から流行っていたと思いますが関西では勅命の方が主流で、これ系のカードは入っていても里と合わせて2枚程度だったと思います。
したがって閃刀姫側としてもやや意識が薄いと予想しクララ&ルーシカや拮抗勝負のようなカードが少ないと考えました。 (そうでなくても閃刀姫はET用のカードに多く枠を割いているため、里に触れるカードを積みたくても積めない状況になっていたと考えています)

巨神鳥は本来誘発を上から踏み潰し拮抗勝負など厄介なカードに対しても耐性を付けるメタに対するメタに近いカードでしたが、環境全体として採用されている誘発が巨神鳥を無力化できるようなものが多くなってきたことと、単純に閃刀姫側が採用する誘発が多すぎるということを踏まえ、根本的にゲームの軸をずらすプランを取りました。

里はサイドカードとして機能するハードルが非常に低く、事故を起こしたり誘発で止まったりで十分な盤面が形成できなかったとしても高い効力が期待できます。またペンデュラムの特性上、相手がγやGなどの強力な誘発を誘発を何枚重ね持っていたとしてもターンさえ稼げれば順番に踏んでいけます。
一方で閃刀姫相手の巨神鳥はサイドカードとして機能するハードルがやや高めで、巨神鳥は出るものの展開できないようなハンドではどこを止めても裏目が多すぎて羽ばたいたまま二度と戻ってこないようなゲームが多々見受けられたため最初は巨神鳥を閃刀姫相手に入れないという方向で考えました。それにあたって、巨神鳥を入れたいデッキが一気に少なくなったためミラーにおいて最大の効力を発揮する次元障壁と入れ替えました。
テラ・フォーミングに関しては王宮の勅命と悩みましたが、回ればともかく微妙な展開で相手に悪意を持ってプレイされた場合ライフを削り切れずETで負けかねない可能性を考慮したのと、1ターン目で勝負を決めれずぐだった試合でトップで引いても即効性がある点を評価しテラフォーミングとしました。

雷光雪花はとにかくリターンが大きく、前環境含め長く使われているサイドカードです。ヴェーラーという比較的大きな裏目はあるもののカバーできる範囲の広さがあまりある魅力ですね。
しかし今回魔法族の里を後手からも採用することを決めた為それにあたって召喚権の噛み合わせが悪い点を考慮し不採用としました。

代わりに採用していたツインツイスターですが、これを選出した大きな理由としては障壁と悪夢なら悪夢の方が採用数が多いと予想したことと、それを踏まえて魔法族の里を通しにいくため、の二点です。

EDなどにおいては先後問わず威嚇する咆哮を弾くために投入します。

 各種カード雑感

  • 竜剣士ラスターP

アドベント+ペンマジorアストログラフのみのようなハンドで動けないのが嫌なので入れていました。

またミラーなどではイグニスターをそのままハリファイバーに変換できるため非常に良い奴です。

スケールの都合上、巨神鳥との相性が非常に悪いです。

 ただ、環境終盤ではサイドアウトすることがしばしばあったのでやっぱりなくてもよかったのかなという気にはなりました。

 

基本的にどんな相手に対してもこのカードを抜かなかったのですが周りの誰に聞いてもサイド後の後手で抜く、という奴が多かったので最後までよくわかりませんでした。

 

レベルが絶妙で、何回も賤竜スケール下で出しかける非常に許せないモンスターです。

地味に吊り上げ効果も持っているのですがろくな相方がいないです。しかし自身を吊り上げられるところにワンチャンを感じているのでいつか相性が良いカードが出てほしいところです。

 

最後に

ここまで読んで頂いてありがとうございました。感想を頂けると励みになります。批判はメンタルが弱いのでやめて

それと、ブログの書き方が全体をざっと書いた後、書きたい項目を追記しながら表現が思いつかないところを後回しにしていく、という方法を取っているためもしかしたら書きかけで止まってるところがあるかもしれないです。もし文章に変なところがあればそういうことです。

 

 

記事とは関係ない話

一昨年のDDの年に代表決定戦前で負けてその次の年が2回戦落ちで、一生に一度のチャンスを逃したかなあなんて思ってたのですが意外とまたチャンスが転がってきて、挑戦し続ける限りチャンスは訪れるものなのかもしれません。

 

 最後はEDハヤテ+威嚇する咆哮という今期を象徴するような形で選考会を締めくくってしまい応援してくれた人達には本当に申し訳ないです。

ツイッターにも書きましたがやはり失敗があるとすれば構築の段階でレッド・デーモンズ・ドラゴン・スカーライトの採用を検討していたにも関わらずそれを切ってしまったこと、そして投了禁止で相手だけ一方的にET用カードを積んでいるという状況でお互いの時間に対する認識が明確に違うその意味をちゃんと理解できていなかったこと。

じゃんけん負けて一本目の後手で時読み・クロノグラフ・賤竜・黒牙・増G・紫毒

エンゲージ処理後にGを発動し相手はモンスターセットと伏せ1枚でエンド。この返しにGをもらい、その上チューナーにアクセスするためのエレクトラムにヴェーラーをもらった段階で即ゲームを放棄し手元のモンスターの自爆を続け少しでも自分のライフを減らすことに努めるべきでした。

その後2ターンに渡るドローゴーを繰り返すものの、一本目が終わった段階で20分を越えており既にETを回避できない状態になっていたので完全に僕の時間管理が甘かったです。最後はEDのじゃんけんを負け先攻を押し付けられた後、里・テラフォ・虹彩・賤竜・黒牙といったハンドでテラフォにうららをもらい黒牙を召喚し里を貼りターンエンド。レイ召喚からハヤテが登場し2伏せでエンド、スタンバイで威嚇、というあっけない終わりを迎えました。トップでアストログラフを引いたので、じゃんけんに勝っていれば。スカーライトを採用していれば。初手のスケールのどれかが慧眼なら。そんなことばかり考えてしまいます。

勿論投了は認められませんでしたが、今回模索し持ち込んだつもりだったのはなるべく”そうさせない”為の構築であり、”そうなってしまった”場合いかなる手段をもっても解決できないということはわかりきっていたのでワンチャンを探す気も起きませんでした。悔しさよりも後悔が残る結果となってしまい残念です。

僕も聖人じゃないので勿論言いたいことは無限にありますし、根本のルールやジャッジにも疑問は感じます。しかし、その場に立っていた以上持っていった構築でルールに則ってやるべきことをしっかりやらなければいけませんでした。

 

 

重ね重ねになりますが応援してくれた人や相談に乗ってくれた人、色々教えてくれた人は本当にありがとうございました。

 特に年々近場で調整できるプレイヤーが減っていて、交流網のありがたみを感じています。

やめるつもりはありません。モチベーションが続き、可能な限り挑戦したいと思っています。是非協力をよろしくお願いします。*10

*1:勿論G以外の

*2:スケール黒牙スタートで神踏んで蘇生した場合とか

*3:この項目を書き出した時点ではまだハリファイバー2枚がちらほら見られたので書いていたのですが一応残しておきます

*4:魔術師の展開動画にありがちなのですが

*5:いまいちうまくまとめられなかったので見苦しい文章だと感じたら飛ばして頂いて構わないです。

*6:慧眼の魔術師はターン制限が無いため、その後の張り替えも問題なく行える

*7:ノリト素材のクロノを墓地へ送り蘇生する場合、ノリト→時空→覇王クリアの手順を踏む必要があるため

*8:送ってないけど

*9:勿論サイド後はγもあるのでこの限りではない

*10:隙あらば自分語りのオタク